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2012年6月18日月曜日

閲覧注意度【中】 白いあの子


ある日のツイッタータイムラインにこのようなツイートが流れてきた。

https://twitter.com/_cawan_/status/213620797456121857



なんともかわいいコウガイビルである。
クロイロコウガイビルとかに居がちなプロポーションではあるが、クロの色素変異よりは海外種の拾い物画像かと思うたが、お話を聞くと、どうも青森での撮影個体との事。
固有種か在来種かはわからんが、日本に居ると聞きテンションだだ上がり♪

これまたタイミングよく、これの数日後に自然史博物館のオープンセミナーが予定されており、コウガイビルの話も出るようだったので一度行ってみようかな~なんて思っておったトコでして。
こんな子これは是が非でも行って学芸員さんに聞いてみねば!と。

んで、この引きこもりが歩きまくって行ってきました結果・・・・
・・・え~・・・っと
わかんないってさ(´д`)

まぁコウガイビル専門研究者さんでは無いし、むしろこれから大阪での分布とかを調べようって状態でして、現段階では しろたん.さん にも負けてると言えてまう。
ただ、最終的に研究結果報告時には、コレはアレでソレはこんな子とかバッチリ出してきはるじゃろうから、ここはゆっくり待っていよう。


さて、持つべきは優秀な部員達ですな。
セミナーから帰ってPCみたら、 t さんからのコメントで、こんな記事があったのを教えて貰いました。

http://snowmelt.exblog.jp/11353876/


なんとツイートと同じく青森での発見個体!
これは、がんばって探せば他にも報告例があるかも?とキーワードをいじりつつggっていくと


http://tskk.exblog.jp/9264565/


北海道からの報告例ktkr!
北国系だから色白さんなのか!?



え?
あれこれ本やら見てるんだから、日本に居る子位何かに載って無かったのかって?
あぁ、ありましたよ、「プラナリアの形態分化」の中に「本邦に生息するコウガイビル」として21種の学名が挙がってましたが、その内和名が付いてるのは6つだけで、背の色と線数位しか書いてなk・・・げふげふ。
もいっこの「日本産土壌動物」のほうには、文字だけとはいえ詳しく書いてあったが、クロイロ・ワタリ・オオミスジの3種だけしk・・・・・・・(血の涙で失血死
なんか最初の同定資料だかホロタイプが燃えて無くなったとかいうのはひょっとしてコウガイビルの事でしたっけ・・・?

くそう、再生実験とかでいい素材だとはいえ、どうせやるならプラナリアで~って事になって、「コウガイビルといえばこの人」的な研究員さんが居ないという事なのだろうか・・・ orz


そうそう、セミナーでは大阪でみっけたコウガイビルの標本を欲しいという事でして、生体なり99%エタ漬けなりでお渡しするのが前提という事なのじゃが、なんせ僕はペットとして飼育しているし発見個体数は少ないはで、そうそう提供するわけにはいかんのじゃ。
なので、ワタリ系は切って増やしてなんとかする事も出来るが、なにやらそれが出来ないかもしれない噂のクロたんの場合も聞いてみたが・・・やっぱわかんないって orz
チビを・・・切って・・・確かめないと・・・だ・・・め・・・なの・・・・か・・・・。











さて、ついでというとアレだが、色白ちゃん検索してた時に目に留まった子の記事でもちいと見るか。



http://pieris55.exblog.jp/11595641/


クロイロコウガイビルという事じゃが、この画像だけみるとそれっぽい体系に見えるんだが、よく見ると縦縞3本位あるね。
なので正体不明ちゃんw








こちらはコウガイビルと書かれていて、一見クロイロコウガイビル・・・なんだが、よくみると縦じま一本走ってるのでクロスジコウガイビルな予感。

http://gajimaru.blogzine.jp/kedaman/2011/05/post_3b4b.html


クロスジたんも在来種だとの事なので、この子も是非我が子に迎えたい所存♪









こちらは図鑑とにらめっこまでしてくださったがわからんかった例。

http://blog.zaq.ne.jp/insect/article/247/


黄褐色で一本線という特徴の時点で候補が6種ございます。
線の入り方の詳細等は不明です。
同定ムリポ。
ちなみにこの方のブログは、蛾のゲニタリア(ちむちむとかそういう関係のパーツ)解剖画像とかめっちゃすごい。





これは以前飼ってたコウガイビル。
当時は線の入り方とかは個体差なんだと思ってたけど、実は全然違う種類だったかもってこっちゃよね。






今も生きてる「アー」たん(右茶)と、今は無きクロイロコウガイビルの「ベー」たん(左黒)。
結局これが別種なのか色素変異なのかも不明なまま。
あと今のアーたんはかなりベーたんに近い黒に変化している。






年齢に拠る差異では無いだろうと思ってる。
下画像がその根拠。
二人の赤ちゃんだが、最初から黒系と茶系の違いが出てる。






まさかの大阪でミスジ発見?となりかけた「えふ」たん。
しかし地色があまりにも違うのでやっぱわからんと言われた。






唯一確定扱いうけてるワタリコウガイビルの「げー」たん。
げーたんは尾側が自切というか千切れて2体ほど増えたのだが、破片から頭が出来たあたりでゼリー食わす実験したら、2日目あたりで溶けました orz 
子殺しな飼い主ですまん・・・。








いつか学芸員のお兄さんが、分かりやすい一覧作ってくれる事を夢みつつ、そろそろ眠るとしよう。
おやすみなさい。

そのうち標本進呈しまくれるくらい色々取れるといいのにな~。




6 件のコメント:

t さんのコメント...

あぁぁぁごめんなさい
わたしがゼリーなんて言うから死んだm(_ _)m
コウガイビルが何かを食べたら溶けたってあちこちで聞くけどどうして食べて溶けるのかな?

・冷蔵庫の主・ さんのコメント...

>t しゃんへ

あああちがうちがうtしゃん悪くねぇしーー!市販品じゃなくて手作りのんでだしーー!
以前からミミズの代用食にとやってみたかったんすよ。
今回作ったのは、足しモノ無しで固めに作成して、寒天培地のごとくソコで暮らさせてたのよ。
保湿もできそだし、腹減ったらつまんでくれればえぇなぁと思ったんだけどな~、ゼリーなんてぶっちゃけ豚皮コラーゲンっつかたんぱく質だからいけると思ったのにな~・・・。
ちなみに母体にも欠片をよいせっとしてみたがいやがられたよw
鶏肝でも混ぜ込めばいけたかな(懲りろよw

しろたん. さんのコメント...

出遅れたか! 

今日の記事「コウガイビル図鑑」に多少なりとも参考になりそうなものを貼り付けておきました。もう知ってるかもねー まあいいや。

・冷蔵庫の主・ さんのコメント...

>しろたん. しゃんへ

貴方が神か!!

うっわあああ、それに辿り着いた気もせんでもないが、英語まみれだわPDFの最初らへんチラ見しても引用紹介っぽいやっぱ英語どっちゃりで、即効回れ右して気が付かなかったオチついてるうううう(´Д`;)ヾ
こんないい資料だったなんて!
ちゃんと見れば見つかるのか・・・僕の根性の無さがよくわかる結果ですな。
いつか21種のんの表に画像プラスしたヤツ欲しいですな~。
そして、色白たんは・・・いなさそうですね。

しろたん. さんのコメント...

北海道や青森の子は、新しい種類かも・・・。
これ(http://each.uspnet.usp.br/planarias/Artigos/Geoplanidae/176-2005%20-%20kawakatsu%20-%20seven%20new%20species%20of%20land%20planarian%20from%20.pdf)に書いてあるBipalium tetsuyai sp. novとかBipalium glandiantrum sp. nov.あたりではなかろうか?

・冷蔵庫の主・ さんのコメント...

>しろたん. しゃんへ

なんで論文といえば英語なのかと小一時間(ry

ぐーぐる先生に翻訳してもろたが、なるほどtetsuyaiに方に『耳介や頭部の周辺領域は黒(図1)です』との記述が・・・、これは期待大。
でもベースの色がなぁ・・・。
英語読める人には楽しいんだろうな~こういうの♪
まぁ読めないけど、読めたり誘導してくれたりする仲間がいる僕は果報者やね♪