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2016年5月15日日曜日

閲覧注意度【低】 大阪市立自然史博物館「今年度の」ミュージアムショップについての愚痴り


タイトルの通り。


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※今年度当初及び5月上旬までの状況を見た上で書いた記事です。
 最新、5月17日に覘いた時点で
 「あ~うん動物園とかでよくある土産物屋ならこんなもんかな~」
 位に改善されておりました (今までの一月半何してたんだ)。
 だからといって、今のショップと前とを比べたら勿論前の方が断然良かったし、
 最初のテキトーっぷりは笑って流せるもんではないので、
 当初はこんなんだったよな思い出話記録としてお読みください。

 まぁ改善されたからといっても、いまだ公式からこのようなプレスが出るほどの状況です。




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すでにツイッター上であれこれ呟いており、トゥギャッターでまとめてくださってる方もいるので、ツイッター馴れしている方はそちらをご覧くだされば事足りるともいいますが、いちようブログでも書いちゃおうかなと。



トゥギャッターでのTwitterツイートまとめはこちら↓
大阪自然史博物館ミュージアムショップの運営者が交代。様変わりしたお店に生き物好きが落胆






ではここから、ツイッター系見てない人用。
ただし、ぐだぐだと文句言ってるだけなので、折りたたんでおきます。
(トップページからではなく直接このページに飛んできた方から見た場合、折りたたまれておりませんので、念のためいっぱい改行して間あけておきます。愚痴聞きたく無い方はブラウザバック。)



























(ツイート埋め込みだととても読み込みが遅くなるので、自分管轄のアカウント分ツイートについてはコピペのような事もします。)







なんでもショップ経営が入札方式により変更になり、新しく入ったショップの方針が、ファンシーグッズショップみたいなラインナップで、どこの動物園や博物館の土産物コーナーでも、ぶっちゃけそこらのショッピングモールのファンシーグッズショップでも買えるものばかりになりました。

もちろん小さい子供達にとっては、こういうので十分だったり、ウケも良かったりするっていう見方もあるよ。 ただ、俺達の知ってる「博物館ならでは」なラインナップだったあの大阪市立自然史博物館のミュージアムショップでは無くなった(´゚д゚`)


みのじさんのダンゴムシグッズも、ふらぎさんのタンバニクスも、あれもこれももう無い。


レジ近くにあった、虫ピンや沈静管、フィールドノートも無い。


いちよう博物館オリジナルT等の一部グッズや資料は販売している。


ちっと前に鳥へん湯のみで知名度上がったネットショップ omnh-shop.ocnk.net では、かわらずオリジナルグッズが手に入れられる。


(↑上の緑文字は、一つ目の埋め込みツイートに続く同うちの子アカウントツイートのコピペ。埋め込みによる読み込み負荷軽減の為です。)



僕は、ミュージアムショップというものは博物館直営なのだと思ってたのですよ(´゚д゚`)
んでまぁ、業者が変わるってなんじゃそれ?せいぜいレジ担当が変わる位とか書面的なもんだけかなと思って。
それがいざ新ミュージアムショップを覘いてみたら、なんじゃコレな豹変っぷりだったわけです。
大阪市立自然史博物館の以前のミュージアムショップを知らない人からすれば、なんのこっちゃかわかんない話でしょうが、以前はそれはそれはもう、ミュージアムショップとはかくあるべしと言わんばかりのお手本のような店だったのですよ。








   ■■ 事の流れと状況よっこらせ ■■   
 (注:個人的捉え方の違いや、時期による入荷状況による誤解が含まれます)


 ●入札によりミュージアムショップの経営業者が本年度より変更

  →昨年度までは
   「大阪自然史センター(はくラボ)」
    (大阪市立自然史博物館の友の会等をやっているNPO)

  →今年度から
   「株式会社トーマス」
    (ミュージアムショップ運営立案会社)

 ●品揃えがガラリと変わる

  →業者の方向性やターゲットの違いがあるのである程度はやむなしとはいえ、
   おそらく、他に契約している動物園等のアミューズメント施設用商品を
   そのまま利用しているためか、
   「自然史博物館」という施設の中では悪目立ちする。

  →仕様書に記された規定販売物品(書籍や標本道具関係物品)が用意されていない。
   (交代からひと月ちょい経った時点でやっと一部補充開始。)
   (今年度の仕様書はもう見れないけど、
    期間以外の内容一緒だという平成26年度版のものがこちら

  ・博物館オリジナルグッズの取り扱い
    昨:ディスプレイもばっちり。新作や推しはしっかりプッシュ。
    今:とりあえずレジ近くに並んでるだけ。

  ・書籍
    作:子供向け絵本から雑誌、専門書籍まで幅広く網羅。
    今:子供向け図鑑と上級者向け専門書。 間のレベルのものがとても少ない。
      (見間違いで無ければ
       当初は仕様書項目品にも関わらず博物館関連書籍以外取扱い無し)

  ・標本道具関係
    作:標本針・三角紙・標本箱各グレード、他、
      ピンセットやスクリュー瓶等、必要品目各種
    今:標本針・三角紙・標本箱といった最低限ラインはクリア。
      (当初は仕様書項目品にも関わらず取扱い無し)

  ・取扱品目
    作:お手頃価格帯シールのようなものから、ハイグレードなマニアック品まで幅広く。
      大量生産品から、
      他博物館や学校のオリジナルアイテム、個人アーティスト作品まで。
      動物から植物、現生から古生まで幅広く。
    今:土産物用量産型いきものぬいぐるみやグッズがメイン。
       謎の製氷皿推し。

  ・特別展等がある際の、展示内容に合わせた何か
    作:展示内容に合わせて本やグッズを取り揃えた一角設営有。
      特別展が無い時期でも、テーマを考えて取り揃え。
    今:特別展に合わせてるのかどうか判断不能。
      (恐竜ものがやや前面に出ていたが、特別展に絡めてるほどには思えない。)

  ・仕様書内容
    『博物館においてミュージアムショップは、
     物販だけの場ではなく、博物館が提供するサービスの一環であり、
     また博物館における普及教育事業の一翼もになうことになる。
     受託者は、この点を理解した上で、
     販売品目・営業方法等については委託者の指示に従うこと。』
   を満たしているか。
    作:博物館直営だと思い込んでたほどの専門性と、
      素人からマニアまで納得の品揃え。
      知識・物欲のサポートだけで無く、
      他博物館との連携や、震災被害支援等も配慮。
      大阪市立自然史博物館の特性を全力で引き出す、
      オリジナルグッズへのプッシュっぷり。
    今:仕様書ガン無視した、ただの土産物売り。
      (現在やや改善)









博物館のミュージアムショップってさ、博物館に来た人達の知識欲や好奇心の後押し手助け&沼突き落としするのも仕事じゃないの?
今のショップは、ただ生き物モチーフの何かを置いてるってだけじゃん。
仕様書にも『博物館における普及教育事業の一翼翼もになう』って言葉あるけど、今の状態では、博物館の品格落としてるだけのただの土産物屋。
昨年度までが凄すぎたという補正を差し引いても、だ。

正当な手順で交代となった業者とはいえ、現状、応援要素が無い。




昨年度まではどんなショップだったか、「中の人」のおひとりがツイートしてらしたので、それを見てみませう。




































うちの子アカウントで呟いた分もぺったん(一つ目以降は読み込み軽減の為にコピペ等)




【写真でふりかえるミュージアムショップ(ろ)】

2013年7月。 ダイオウグソクムシの気合い入れたぬいぐるみが来てた時。この画像だと、魅惑のガラスショーケースが見えるな。






【写真でふりかえるミュージアムショップ(は)】
2014年3月「恐竜戦国時代の覇者トリオケラトプス」の時。






【写真でふりかえるミュージアムショップ(に)】
同日。 パイライトスマイルさんのトートがかわいかっこいい。フィギュアもなにげにフェバリット社。











【写真でふりかえるミュージアムショップ(ほ)】
同日。ぱっと見子供向けばかりに見えるが、対大人向けトラップももちろん仕込まれててとても危険。








【写真でふりかえるミュージアムショップ(へ)】
2014年7月「ネコと見つける都市の自然」ん時。





【写真でふりかえるミュージアムショップ(と)】
同日。博物館オリジナルグッズに並んでしれっとした顔してる手ぬぐいが、なにげに「蛾紋」。




【写真でふりかえるミュージアムショップ(ち)】
同日。 誰が買うねん!と言われそうな博物館オリジナルコウガイビルマフラータオル。売り切れた為現在はありません。大事なことなのでもう一度、売 り 切 れ た 為 現在はありません!





【写真でふりかえるミュージアムショップ(り)】
2015年3月「スペイン奇跡の恐竜たち」ん時。
普通の土産物クッキーだって置いてる。行楽で来た人にもマニアにも対応してた。





【写真でふりかえるミュージアムショップ(ぬ)】
2015年5月。モササウルス見に来た時だな。
書籍コーナーの文一トラップが恐ろしい。




【写真でふりかえるミュージアムショップ(る)】
2015年10月「たまごとたね」ん時。
特別展ん時に博物館が作るオリジナルグッズの多さと濃さの半端なさが凄い。




【写真でふりかえるミュージアムショップ(を)】
2013年9月「大阪湾展」ん時。
どこから見つけてきやがった!?(ちなみに大阪湾展での主役はマッコウクジラ全身骨格標本とキタフナムシ生体展示)








今のショップの写真は、すこぉしだけ撮ってはいるが、ここではうpりません。
博物館内施設だからおkなはずだが、バイトっぽいレジの子に聞いてもどうせ答えられんじゃろうし、不機嫌モードダダ漏れな顔して聞くのもなんだかな~なものでね。
ツイッタのほうに、分かる人にしか分からない流れで、TW内にもドコとは書かずに載せてるのはある。

気になる人は、現地へGO。
昨年度までの姿を知らなければ、聞いてたほどひどくないじゃんって感じる人も居ると思う。
ショップ専門業者がやってるわけだから、それなりに土産物らしさはありますからね。

一つだけ注意。
ネイチャーホール二階、特別展 生命大躍進 の会場前のショップは、特別展の為に別枠で用意された別業者のお店です。
多分NHKさん管轄。
なのでさすがの品揃えですわ♪




今のショップに不満がある方、昨年度までの大阪自然史センターが運営していたショップが恋しいという方は、是非博物館に意見を届けましょう。
何か言ったら業者が変わる とかは無いです。
でも、何も言わなかったら変わらないし、言ったら改善されるかもしれないです。
逆に今のショップのほうが好きという方も一報いれましょう。
褒められて喜ばない人や業者はいませんし、さらに良くなるかもしれません。
メールで意見を送る際は、博物館( monitor@mus-nh.city.osaka.jp )か、和田主任学芸員さん( wadat@mus-nh.city.osaka.jp )へ。


ちなみにご意見カモンは↓の通り、博物館側からのお願いでもあります。



それと、


昨年度までミュージアムショップを受け持っていた大阪自然史センターさんが、愛称「はくラボ」として堺市に新拠点を構えるようです。
ネットショップも、今までは店頭のみで通販では取り扱ってなかったようなアイテムも、少しづつ取扱いできるようがんばってくれています。
友の会会員限定ですが、ネットで注文したものを博物館で受け取れるサービスも行うようです。
(ネットショップはもともと大阪自然史センターによる博物館友の会サービスの一つだったので、そのまま続投となります。)

大阪市立自然史博物館友の会ネットショップ http://omnh-shop.ocnk.net/








長々と愚痴りまして失礼。

大好きな大阪市立自然史博物館とそのミュージアムショップが、博物館のお手本となる姿でいれますように。



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