Google+

2014年2月28日金曜日

閲覧注意度【中】 白雪を襲う白い悪魔


さて、前記事で卵を抱えてたあの子ですが、





もうそろそろ卵は孵ったかな?
おちびみっちりになったかな?
抱卵ちゃんがかくれんぼしてると、奥でひっそり産んでるのかな?

などと、うきうきと孫の誕生をまつおばあちゃんな日々を過ごしておったのですが、ある時からどうにも動きが鈍いと気が付いた。
鈍いだけじゃなく動いていないような?え?逝った?いや腹が重くて動けないだけかもしれん、この時期触るのはやばいじゃろうて息を吹きかけるだけにして・・・フーっっ・・・反応有り・・・だけど・・・。



しばらくガマンしていたが、ここまで来るとなにかおかしいと思い取り出してみる事に。












え”え”え”え”え”--------------!?!?!?!?


カビてますやん!
何事なんですかソレ!?
おそらくカビにからまったのが原因かして脚何セットかは逝ってますよねソレ。
んなもん卵より本体救出が優先やろ!って事で、塗らした筆で掃除してみました。





カビ除去後。
う~ん・・・この卵はカビでやられてこうなったのか、それとも無精卵だったからカビたとかなのでしょうか?つか交尾無し無精卵なんて産むんだろうか?
どうにもおかしいですよね。
この卵も取り除きたかったけど、あんまり力いれてゴシゴシしたら、卵の下の胸んトコまでほじってしまいそうでこわかったので、この段階で様子を見る事にする。





その後数日は生きていたが、ほぼ動く事もなく、食事を取ってる様子もみられなかったので、思い切って胸元の卵も掃除してみる事にした。


あんよの付け根から卵カバーが発達し、胸とカバーの間で卵を育てる・・・というのは知ってたしチビ抱えてるのとかも散々見てはきたけど、ほうほう、卵抱えてるからといって元の胸元がやわくなったり育児用にどうこうしてるとかはなさそうだ。
ここまでベースがしっかりしたままだとわかっていれば最初から全掃除したのになぁ。
まぁしゃ~ない。
そして掃除後しばらく経つとまったく反応しなくなってしまった・・・。
お掃除に耐え切れずトドメを刺す結果となってしまったようですごめんなさい。
言い訳だが、あのままおいていても無理だったとは思う。





折角の動かない遺体なので撮影しまくる。
顎の内側に歯というか口というかなちんまいのが撮れた。
なるほど口の存在が見えると、外側の顎が元は脚だというのが納得できる。





ライトで透かすと内臓が見えた。
まっすぐ一本筋かと思ったが、意外とくねくね。





手元に置いておくか、そのうち博物館にでももっていくか、どっちにしてもただ干からびさせるだけでは下手こいたら途中で腐ったりとかあっても困るし~という事でエタノールに浸けた。
撮影ん時だけ出して乾かして、終わったらまた浸ける。
からっからに干からびたのを容器にいれていじってるうちにパキパキいってまうよりかはいい感じ。





気にはなっていたのだが、エタ浸け脱水する事により写真にはっきり写るようになったモノがある。
頭側4節分がより不透明度が高いのが分かるであろうか?


どうやら脱皮不全を起こしていた模様。
尾側3節を先に脱ぎ、時間をあけてから頭側4節脱ぎなんじゃが、頭側が脱げていない。
生前の体型もわずかにデカ尻プロポだったのでもしやとは思ってたが、はっきりと断言できるほどの自信はなかったが、これで確信。




2節目の中央が尾側と同じような透明度のある体表なのがわかるじゃろうか?
最初のカビ掃除の際にサージカルテープによって剥がれてしまった部分なのです。
その時は体表の粉が取れたか程度の認識じゃったが、こうやってみると薄皮一枚はがれてるのがよく分かる。


脱皮不全の状態で抱卵(というか抱卵という呼び方じゃないような気がするがまぁノリでわかってw)に入ったのか、カビたから頭側が脱げなくなってしまったのか、そこらへんはわかんないけど、今回の白雪の死因にはいろんな要素がからんでしもてたんやろなとだけは分かった。









そしてまた時は経ち・・・







あっ!





おあ!?





ふぉぉぉ!?!?


リューシもどきとお見合いさせてたほうのグループに小さいモノが!!!!
6対あんよきゃわわ♪

残念ながらホワイトアイは継いでいないが、これから隔世遺伝でよっこらせしないとも限らない。
ちょっとだけ明るい未来が見えたぜ♪





最後になんだかよい雰囲気の一枚貼って終了。






白雪のママさん、娘達は波乱万丈しとります。





次の更新スイッチはいつ入るかな~・・・


4 件のコメント:

ヒデッコ さんのコメント...

白雪さん、残念なり。

脱皮不全でカビにやられるとは、初耳です。

メタリジウム・アニソプリエとかボーベリア・バシアーナなど糸状菌のようですが・・・

でも望みはつながっとりますね。

次回更新に期待。

Laura さんのコメント...

はふーーーん゚+。*・感。゚(゚ノД`゚)゚。動・*。+゚

すっごく綺麗に撮っていただいたうえに、遺体になってすら愛でていただいて、
固定して(偶然だけどw)よかった…!と心から思っております。

アルビノとはけっこう色味が違ってて、驚いた。
お子ちゃま、どんな色に成長するのか楽しみ!


そして、ごめんよぅ、元の環境が悪くてうまく脱皮できてないのかも…

我が家の白雪姫は、産卵後いつの間にか数匹が土に還り、アダルトは淋しい限り…。
残ってるのは(恐くて数確認すらしてない)休む間なく孕んでは放出しています。
灰色ウジャウジャ。

しかも、ノーマルパパンが発見できずorz
ミズゴケやら子供やらにまぎれてしまった。
まーいっか。遺伝子維持できたし。
っつー、もう餌蟲扱い的飼育。


そして、主さま、手先が器用でいらっしゃるのね!
あんな小さな体を処置できるなんて…!と尊敬&感動しました。
私だと確実に潰す。
ポストイット弱粘着でくっつけても弱らせてしまうのです。


あ、経緯とか、もうご自由にお話ください。
無事に次世代につなげられたのも、主さまが原因解明してくださったおかげですし。

・冷蔵庫の主・ さんのコメント...

>ヒデッコ しゃんへ

脱皮不全で~というか、位置的にも卵がカビたっぽいですよね。
ただ、脱皮不全おこしたせいで卵がダメになったのか、卵がダメになったせいで脱皮不全を起こしたかまではわかんないけど。

菌の事は(というか菌の事も)さっぱりですが、ggってみた感じではボーベリアのほうがむいむいいじめが得意っぽい?
湿度保たれてて枯葉やらなにやらがあって~のトコで菌を予防するのは無理なような・・・抗菌剤撒いたらワラジごと逝きそうです(´д`)

次回更新・・・うっっ持病のスイッチ切れが(ぉぃw

・冷蔵庫の主・ さんのコメント...

>Laura しゃんへ

まとめ報告遅くなってごめんよ~。

アルビノは、体がやや黄色みがかった(というか透明感のせいで黄色っぽく見えるような)白なのと、すこし赤みがかったのがいますね。
体が赤みがかってるのはアルビノではなく色素変異の範囲になるのかなぁ。
これで隠れてたのがひょっこり顔だして黒い子とか出てきたらびっくりですよねw

脱皮不全に関しては、こっちの環境になってそれなりの日数過ごしてるんだし、里での影響はもう無いでしょ。
あるならうちの環境のせいですわん。

自分でも不思議だけどちっこいのつまむのは自信がありますw
なにこのワラジ飼育でしか役に立たない技能はwwww
しかし、この技能も老眼が始まると生かせなくなるので、そろそろ活躍の場が無くなる予感(´д`)