というわけで、今、大阪市立自然史博物館で
ぶっちゃけ、いつもの通りすでにツイッターで実況報告してトゥギャッターにもまとめていますが、まぁこのブログ記事はそれの補足分とでもとらえてください。
生命大躍進 公式サイト
大阪市立自然史博物館 ホームページ
特別展 生命大躍進 脊椎動物のたどった道 【大阪展】 #生命大躍進 トゥギャッターまとめ
場所:大阪市立自然史博物館
期間:2016年4月16日(土)~6月19日(日)
さて、内容の前に、会場への道のりの話をば。
大阪市立自然史博物館というのは、長居公園の中にあります。
電車ルートの方は、ぶっちゃけ公園内を結構な距離歩かされます。
まぁ、景色は良いので、木々を愛でながら気楽な気持ちを持って進みましょう。
JR・地下鉄ルートの方は、赤い●付近から公園内に入り、噴水を越え、T字を右に進んでいきます。
まぁ道中看板がいっぱい出てますので迷う事はないでしょう。
ただ どこから入るか の選択が地味にいくつかあります。
特別展会場は大阪市立自然史博物館ではありますが、博物館は「本館」と「花と緑と自然の情報センター」の二つに分かれていて、特別展は情報センターの二階になります。
情報センター自体は無料で入れるので、事前にチケットを買っておらず、込み具合など様子を見てから入るかどうか決めたい等があれば、オレンジのルートもしくは緑のルートを進むと情報センターに入れます。
車でお越しの場合もオレンジのルートが直ぐに建物に入れて便利です。
ピンクのルートは、事前にチケット等をお持ちの方か、ルート入口の販売所でチケットを買った場合のみ進める、一度植物園を通るコースです。
博物館ポーチにつるされた大きなシロナガスクジラとマッコウクジラの骨格標本がお出迎えしてくれて、インパクトがあります。
※トゥギャッターまとめ及びブログにしている画像は、開催日前日の内覧会で撮ったものです。
ゴールデンウイーク期間などは入場待ちがかかるほどに混雑しているようなので、こんなにゆったり見れない可能性があります。
展示物の目玉は、バージェス頁岩動物群化石です。
なんのこっちゃ?ですよね~。
大丈夫、素人の認識なんてそんなもんです、僕もそうです。
カナダのヨーホー国立公園からめっちゃええ化石がごまんと出てきて、その中でも有名で状態の良い有名どころのものがどどんと展示されているのです。
ひとつピックアップして見てみましょう。
ちっさいです!
スマホで撮っているのでなんじゃこれ?な物体しか写ってませんが、生で見る現物は、よくこんなくっきりはっきり形が残ってるものだなぁとびっくりするしかない位素晴らしいです。
ちっちゃいくせに見ごたえはあります。
だが、いかんせん小さいです、地味です。
小さいお子様連れや、こういった古生物や化石に興味が無い人にとっては、ここで帰りたくなるかもしれません。
ただ、ほんの少しでも興味や知識がある人から見たら、驚愕レベルの化石標本である事はすぐに分かります。
生命大躍進というからには色々進化していきます。
すっ飛ばしてましたが、最初はこんな岩が出てきます。
シアノバクテリアの群体が層になって残ったものらしいのですが、説明されてもわかりません。
それが指先ほどの生物になり、どんどん複雑に、そして大きくなってもいきます。
見やすく、そしてなんか図鑑とかで見た事あるようなのが登場します。
バージェス云々で楽しめ無かった人も、ここらでなんとなくは楽しくなってくるかも。
写真ではわかりにくいですが、人間より大きい化石もあります。
どれくらい大きいかというと・・・
会場側の特設ショップで売られているこの↓ぬいぐるみが↑化石の原寸大です。
進化がさらに進み、現生でも見覚えのある生き物のような姿になってきました。
それにしても、化石の状態が色んな意味で凄すぎます。
今更ですが、展示物は撮影OK(ただしフラッシュはダメ)です。
会場のあちこちで流れている展示物に合わせた4K動画だけは撮影ダメ。
目玉はバージェス頁岩動物群化石だけじゃない。
時は進み、胎盤をもつ生き物ジュラマイアがあらわれ・・・
霊長類ダーウィニウス・マシエラ「イーダ」が出てきます。
残念なお知らせです。
超有名なこのジュラマイアと「イーダ」、東京開催時は本物の化石が来ていたのですが、さすがにもう里帰りしてしまいました。
大阪会場ではレプリカ展示となります。
「イーダ」は、レプリカとしてはかなり精密に作られている方だと思います。
ただ・・・ジュラマイアは正直物足りないです、凄い出来だとわかっていても、やっぱり違うんです。
まぁしょうがないですよね、だって元がちっこいんですもの。
「イーダ」ちゃんは、想像していたよりも小さなおさるさんでした。
このサイズ感が分かっただけでもなにげに貴重な体験です。
個人的一押しな一角がこちら。
アメリカのサウスダコタ州からぴょっこりな新生代哺乳類の皆さん。
骨が好きってのもあるんだけど、こんな状態が良いのがたんまりなところとか、どうやって埋もれてたのをこんな綺麗にほじほじしたんだよとか、めっちゃ立体感やばい的なところか、もう、どこまで褒め続けたらよいのかわからなくなってきます。
いわゆる恐竜さんも少し登場します。
確かに進化の流れでこういう子達も登場しますが、他の展示物が小振りでじっくり観たい系なので、見ごたえインパクトありありなはずのこの子達が逆に浮いて感じますw
これらはレプリカです。
あと、あくまで進化の一過程であることと、この手のはどうしても一匹一匹が大きいため、そんなに数が出ていません。
もっと恐竜さんーーー!!とお子様達がぐずったら!!
博物館本館でドドーンとこいつらが待ってるので、こっちも見てね!
特別展のチケットで、博物館本館と植物園も入れるからね~♪
特別展に戻りまして・・・
時は進み、いよいよ猿人、人類が登場です。
検察官もののドラマで頭骨から顔を復元するシーンとかありますよね。
頭骨AもBもどっちもおんなじにしか見えねぇよって思ってましたが、さすがに何十万年単位で変化していく頭骨は、素人目にも違いが表れていくのがわかります。
めだったものだけかいつまんだ紹介でしたがいかがでしたか。
もっと見てもらいたいものもたくさんあったのですが、まぁ時間が無かったり人が多くて写真が撮れなかったりと色々ありまして。
まぁ、会場の雰囲気位は伝わったでしょうか。
これだけ画像貼ってても、会場で実物をご覧になれば、こんなブログ記事程度なんざかけらもネタバレに感じないですよ!
今回の特別展、推すか推さないかで言えば、もちろん推しです超プッシュです!
これだけのクオリティのものが、日本でこんなにもたくさん一度に拝める機会なんてあり得・・・・ん~・・・(たしかNHK創立90周年記念絡みのんだよなコレ。NHKフルパワーでこれってことは・・・)、そうですね、あと10年はこれだけの規模で拝める事は無いんじゃないでしょうか。
あと、図録もとっても良くてお薦めです。
図録としてはちょっと高めの2300円ですが、カラー写真たんまりです。
どんな展示の時のでも思うのですが、図録というのは、展示の為に集められたいろんな素敵なものがここぞとばかりにたっぷり載っているので、内容の濃さはそこいらの図鑑に劣るものではありません。
最後に他の画像を少々ばらまいて終わりとします。
↓特別展を観るにあたって、予習したいけど、難しいのはイヤって人にオススメなアプリ。
NHK 古代モンスター 進化中! コダモン
http://www.nhk.or.jp/seimei/kodamon/
簡単なミニゲームをクリアすれば、生き物がどんどん進化していくぞ~な生物育成アプリです。
特徴をとらえつつも可愛い動くイラストで楽しくプレイできます。
一度でも進化させて育てた生物は、「ずかん」でその生物の情報や、化石画像が見れたりします(化石画像が見れるのは一部生物のみです)。
※ストア情報で出てるiPhone版のサイズは107MBなのですが、実際にインストールすると813MBまで膨れ上がったので、空き容量の確保が必要です。
会期中にもう一度くらいは観に行きたいなぁ。